有名人無名人、いろんな人が改装店舗の現場に訪ねてきてくれます。その度、疲れた心身に力をくれます。ありがとう。
今日は兄弟店、大好きな家具屋さん「tower」の愛彦さんが心を込めて作ってくれたケヤキの机が奥に入りました。こんな小さなお店のために、贅沢〜。
この机に使ったケヤキは10年~30年ほど自然に熟成させたもの。最近の木はほとんどが機械乾燥の木なんだそう。機械乾燥だと、油も味も一緒に飛んでしまうそうです。お米も材木もやはり同じですね。自然のものが一番の贅沢です。
「熟成もある時期がくれば風化、劣化すると思うんですが、そのピークは何年くらいですか?」と尋ねると、
「劣化のピークはありません。鎌倉時代の木造建築が未だに美しく輝いてるのがその証拠」と。
すげえ!。本来木材は、100年、1000年経っても呼吸をやめず、切られても尚、本来の艶、姿を我々に見せてくれるのです(機械乾燥をせず、自然に熟成した木であればの話ですが)。昔の家は何も加工していないのに、木の力だけ長く持っていたとのこと。そう言われればそうだ。
一見すれば木材の善し悪しは分かりにくいですが、いい職人さんは自分の使う素材にも責任を持って仕事に臨んでいます。
本物の職人さんに見習って、我々カルコバが使うお米も、高縄山の栄養を充分に吸収し育った稲を、オジイベジタブルの皆さんが昔ながらの稲木にかけ、太陽の光をたくさん受けてできた正真正銘の「稲木米」。機械乾燥したものよりも粒がしっかりして甘みがあります。安心安全の美味しいこだわりのお米です。
ルウは「タマネギの神様」と呼ばれる砂本さんの畑でとれた甘みの強い「もみじタマネギ」をふんだんに使い、瀬戸内海のエビなど、地元北条ならではの素材を使ったコクのある自慢のオリジナル・カリーに仕上がりました。
すみません。過剰な宣伝になってしまいましたが、皆に馬鹿にされるほど愚直な人に、いつも本当に大切なことを教えてもらえます。出来るならば僕らもそうありたいと思っています。
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